【2025年最新版】SNS・広告・集客でやりがちなNGワードを解説
耳つぼジュエリーの施術を提供するセラピスト・サロンオーナーにとって、
施術スキルと同じくらい大切なのが「伝え方=表現」です。
ちょっとした言葉選びのミスが法律違反につながる可能性があることをご存じでしょうか?
とくに最近は、薬機法や景品表示法に関する取り締まりが厳しくなっており、
Instagramやブログでの“軽い表現”がアウトと判断されるケースも増えています。
この記事では、耳つぼジュエリーに関わるすべての人が知っておくべき
「絶対に避けるべき表現」とその理由を、実例とあわせてわかりやすく解説します。
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耳つぼジュエリーは“医療行為”ではありません
まず大前提として、耳つぼジュエリーの施術は医療行為ではなく、美容・リラクゼーション領域に属します。
そのため、
・治療行為のように見える説明
・病名を使った断定的表現
・効果・効能を保証するような言い回し
は、すべて薬機法違反(旧・薬事法)や景品表示法違反のリスクにつながります。
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実はNGな表現・やりがちワード一覧
SNSでの発信はとくにリスクが大きいので、気をつけて発信しましょう!
❌「耳つぼで●●が治ります」
- 「頭痛が治る」「花粉症が軽くなった」
- 「不妊が改善」「自律神経が整うからうつに効く」
→ 薬機法違反(無資格者による治療行為の誤認)
❌「1回でこんなに効果出ました!」(ビフォーアフター)
- 顔の写真で「こんなにリフトアップしました」
- Before→After写真でサイズ変化を強調
→ 景品表示法(優良誤認表示)に該当する恐れあり
→ 特に「個人の感想です」だけでは免責されません
❌アレルギーの人でも大丈夫です!
『アレルギー対応』『アレルギー防止』といった表現は、医療的な効能効果を断定する表現にあたり、非医療従事者が発信すると薬機法や景品表示法に抵触するおそれがあります。
特にチタン粒やサージカルステンレスなどの素材も、すべての方にアレルギーが起こらないことを保証できるものではありません。素材特性や一般的な事例を紹介する際は、『100%防げるわけではない』『一般的にこう言われている』など、事実に基づいた限定的な表現に留めましょう。
❌「●●がない人はやらないでください!」(過度な不安をあおる)
(例)「国産シートじゃない耳つぼジュエリーは危険です!安全認証がない海外製を使っている人は今すぐやめてください!」
→ 恐怖訴求も景表法の観点で問題視されるケースがあります
Stella Journeyの耳つぼジュエリーシートは海外の医療機器メーカーと提携していますが、危険と言われるようなトラブルは1度も発生していません!
SNS・ブログで投稿する際の注意点
Instagramやnote、アメブロなどで気軽に施術の投稿をしている人ほど要注意です。
✅ 表現をこう置き換えよう
NG表現 | OK表現(言い換え例) |
---|---|
頭痛が治ります | 「頭まわりがすっきりする方が多いです」 |
小顔になります! | 「顔まわりの印象がすっきりするケースもあります」 |
●●が改善 | 「このようなお悩みの方に人気のケアです」 |
治療・診断 | 「体調に合わせたケアサポート」 |
効果を保証せず、体感・印象・お客様の声をメインに表現することが大切です。
- 写真:Before/Afterよりも「施術中の手元・耳まわりの雰囲気」が安心感につながる
- キャプション:実感よりも「こんな方におすすめ」「使用ツボの紹介」をメインに
- ハッシュタグ:「#体質改善」「#治療中」などの医療系は避ける
NG投稿例(実際に見かけたもの)
- 【誤】「フェイスラインがこんなに変わりました!」
- 【誤】「不妊治療中の方、ぜひ耳つぼで妊娠体質に!」
- 【誤】「自律神経失調症の方にもおすすめ。これで薬が減りました」
これらは明確に薬機法・景品表示法の両方に違反する可能性が高い表現です。
本人が“良かれと思って書いた”でも、行政や読者の通報によってトラブルになることがあります。
セラピスト・施術者が気をつけるべき3つのこと
- 医学的・断定的な言い回しを使わない(“〜に効く”は禁止)
- 効果を伝えるときは「お客様の声・感想」として紹介する
- 投稿・広告物すべてに共通するルールとして意識する(SNSも例外ではない)
知識があやふやなまま発信することは絶対にやめましょう。必ず本で勉強をする。厚生労働省のサイトで判例を調べる。ChatGPTで確認するなど、取れる手段をとってプロフェッショナルとしてふさわしい発信をしてくださいね。
まとめ|「伝え方を知る=信頼されるセラピストへの第一歩」
耳つぼジュエリーは、「体に優しくて自然なケア」として多くの方に支持される分野です。
だからこそ、“あやしい” “誇張している”と思われないために、
言葉選びと表現のルールをしっかり知っておくことが、セラピストとしての信頼につながります。
- 医療行為ではない
- 治療・改善とは書かない
- 個人の体感・印象で伝える
- Before/After写真は避ける or 十分な説明と表現配慮を
「いい技術があるのに、発信で損してしまう」
そんなことがないように、今日からできる“守りの発信”を意識していきましょう。
