あなたの耳つぼジュエリー施術は違法になる？知らないと危険なポイントとは
「耳つぼジュエリーで副業を始めたいけど、資格や許可は必要なの？」
「無資格で施術したら違法にならない？」
近年、副業として耳つぼジュエリーを提供する人が増えていますが、法律を理解せずに施術を行うとトラブルに巻き込まれるリスク があります。
実は、耳つぼジュエリーの施術自体に資格は必要ありませんが、法律上のグレーゾーンや、施術者として守るべきルールが存在 します。
本記事では、耳つぼジュエリー施術を副業として始める際の法律・規制、開業の手続き、確定申告、施術者向けの保険について詳しく解説 します。
「違法にならないか心配…」という方は、ぜひ最後まで読んで正しく安全にスタートしましょう！
耳つぼジュエリーは医療行為に該当しない
耳つぼジュエリーの施術は、針を使用せずシールを貼るだけの施術 なので、法律上「医療行為には該当しない」とされています。
そのため、医師免許や鍼灸師の資格がなくても施術が可能 です。
ただし、「治療・治す」といった表現を使うと医師法違反 になる可能性があるため、以下のような表現は避けましょう。
❌「肩こりを治す耳つぼジュエリー」
❌「ダイエット効果がある施術」
⭕「美容やリラクゼーション目的で使用する耳つぼジュエリー」
⭕「耳つぼを刺激することで体のバランスを整える」
耳つぼジュエリーの施術者が気をつけるべき法律
- 医師法・あん摩マッサージ指圧師法 → 治療行為として施術を行うと違法
- 景品表示法・薬機法 → 効果を過剰にアピールすると違反
- 消費者契約法 → 返金トラブルが起きないように注意
耳つぼジュエリーはあくまでも「美容・リラクゼーション目的」として提供し、医学的な治療行為とは別物であることを明確にすることが大切 です。
耳つぼジュエリーで副業・開業するための手続きと届出
「耳つぼジュエリーを仕事にしたい！」と思ったら、開業手続きを進めましょう。
個人で施術を提供する場合、フリーランスとして開業届を出し、確定申告を行うのが一般的な流れ です。
1. 開業届の提出
開業する場合、税務署に「開業届（個人事業の開業・廃業等届出書）」を提出するだけでOK です。
開業届を出すことで、事業としての収益を正式に申告できるようになります。
✅ 提出先：管轄の税務署
✅ 提出タイミング：開業後1ヶ月以内が理想（遅れてもペナルティなし）
✅ 費用：無料
開業届を出すメリット
- 「青色申告」ができるようになり、節税効果がある
- ビジネスとしての信用度が上がる（店舗を借りる際に有利）
- 事業用の銀行口座を作れる
2. 確定申告のやり方（所得が年間20万円を超えたら必須）
副業で耳つぼジュエリーを提供し、年間の所得が20万円を超えた場合、確定申告が必要 です。
- 白色申告 → 簡単に申告できるが、節税メリットが少ない
- 青色申告 → 会計処理がやや面倒だが、控除額が大きく節税できる
経費にできるもの
- 耳つぼジュエリーの仕入れ費用
- 施術用の消耗品（アルコール、コットン、ピンセットなど）
- サロンを借りている場合の家賃
節税のポイント ：
・施術道具のレシートや領収書をしっかり保管する
・開業届を出し、青色申告を選択することで最大65万円の控除
施術者向けの保険は必要？万が一のリスクに備えよう
耳つぼジュエリーは比較的安全な施術ですが、肌トラブルやアレルギー反応、施術中の事故が発生する可能性もゼロではありません。特に、万が一のトラブルに備えて「施術者向けの保険」に加入しておくことをおすすめします。
耳つぼジュエリー施術者向けの保険とは？
施術に関連するリスクを補償する保険として、賠償責任保険 や 業務災害補償保険 があります。
✅ 賠償責任保険
- 施術中にお客様の肌がかぶれた場合の損害をカバー
- 万が一のクレームや損害賠償に対応
✅ 業務災害補償保険
- 施術者自身がケガをした場合の補償
おすすめの施術者向け保険
- 日本治療協会の賠償責任保険（業務中のトラブルを補償）
- 東京海上日動の業務災害補償保険（施術者自身のリスクにも対応）
副業でもリスク管理は重要なので、最低限の保険には加入しておくと安心 です。
まとめ｜耳つぼジュエリー副業は合法？正しく開業して安心して施術を提供しよう
✅ 耳つぼジュエリーの施術は資格不要だが、法律上の注意点がある
✅ 「治療」と誤解される表現はNG（美容・リラクゼーション目的に限定）
✅ フリーランスとして開業するなら「開業届」を出し、確定申告を行う
✅ 万が一の肌トラブルやクレームに備えて、施術者向けの保険に加入すると安心
耳つぼジュエリーは、正しく手続きを踏めば、副業として合法的に収益を得ることが可能 です。
リスク管理をしっかり行いながら、安心して施術を提供しましょう！
